月経前症候群(PMS)の治療には薬に頼らない治療と薬による治療があります。今回は薬に頼らない治療を解説します。
薬に頼らない治療としては、「セルフケア」と「環境調整」と「食習慣の改善」があります。
月経前症候群(PMS)とうまく付き合うために、まず自分のリズムを知り、気分転換やリラックスする時間を意識的につくり、ストレスをためない、心地良いと思える「セルフケア」を探してみることをお勧めします。
それでも症状が重い場合は、仕事の負担を減らしてもらうよう職場で配慮してもらうこと等が、症状改善につながることもあります。
ふだんの生活では、穀類(玄米・全粒粉パン)や野菜など食物繊維の多い複合炭水化物、カルシウム、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6を、積極的に摂取するよう勧められています。一方で、精製された糖(単純炭水化物)・アルコールの摂取や、喫煙は控えたほうがよいといわれています。
月経前症候群(PMS)の症状は、「月経に伴う症状で、なんとか我慢するしかない」と毎回考えている方も多いですが、実は適切な治療を受けることで症状を大きく緩和させ、これまでよりも楽に過ごせるようになることが期待できます。
とくに「こころの不調」で悩んでいる場合は、精神科・心療内科へ相談してみることをお勧めします。
銀座スピンクリニック
精神科 心療内科
受付時間 月・金11:00~18:30
水・木11:00~19:30
火曜16:00~19:30
土曜11:00~16:00
TEL:03-6264-5125