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精神科 くすりのはなし⑩ ストラテラ(アトモキセチン)

 ストラテラ(アトモキセチン)はノルアドレナリンの再取り込みを選択的に阻害し、シナプス間のノルアドレナリンとドパミンを増加させ、神経の働きを強化することにより、不注意、多動性・衝動性のADHDに特有の症状改善が期待されるお薬です。

 

 ADHDでは脳の前頭前野における機能低下が不注意や注意の持続の困難さを引き起こしているとされます。前頭前野の働きは主にドパミン、ノルアドレナリンによって活性化されます。前頭前野ではドパミン、ノルアドレナリンが相互補完的に作用しており、ノルアドレナリンの再取り込みを阻害しノルアドレナリンを増加させることにより、ドパミンを増加させることにもなり、その結果ドパミン、ノルアドレナリンの増加により前頭前野の機能が正常化され不注意などの改善が期待されます。

 

 

主な副作用

悪心(46.9%)

食欲減退(20.9%)

傾眠(16.6%)

口喝(13.8%)

頭痛(10.5%)

脈拍数増加、血圧上昇など

 

 

 ストラテラを40mgから開始すると副作用がつらくて自己中断するなど治療継続が困難になってしまうことがあります。

そういうことが無きよう、当院ではADHDの診断後に処方を希望された場合は少量(約半量)から開始し、副作用の程度など内服状況と経過をみながら徐々に増量することで、治療が継続できるように慎重に調整しております。

 

 眠気がでる場合は夕や寝る前に内服し、眠れなくなる場合は朝にずらすことで対処できます。増量で副作用が出やすい場合は12回に分けることで対応できることがあります。

 

 ケアレスミスが多い、落ち着いて集中できない、コミュニケーションがうまくいかないなど

ASDADHDをはじめとする発達障害の診断済み、あるいはその疑いがある場合は、当院へご相談ください。

 

銀座スピンクリニック 

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