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内科 ノロウイルスによる感染性胃腸炎とは 症状について

 ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、毎年11月頃から春先にかけて、ノロウイルスの感染が疑われる嘔吐や下痢症が流行します。特に保育園や保育所、幼稚園、小学校などの子供達が集団生活を送っているような施設では、内部でヒトからヒトに感染し、爆発的に流行することがあります。

 ノロウイルス感染症は、牡蠣(かき)などの2枚貝の生食による食中毒が有名ですが、保育園、保育所、幼稚園、小学校などで発生した集団感染の大半は、誰かがまずノロウイルスに感染し、施設内でヒトからヒトへ感染して拡がっていくというもので、このヒトからヒトへの感染力はきわめて強いとされます。

 

 

<症状>

 主な症状は腹痛、嘔気、嘔吐及び下痢です。通常は便に血液は混じりません。発熱はせいぜい微熱程度であまり高熱とならないことが多いです。小児では嘔吐症状が多く、嘔吐・下痢は一日数回からひどい時には10回以上の時も少なくありません。

 感染してから発病するまでの「潜伏期間」は短くて数時間~数日(平均1日~2日)であり、症状の持続する期間も数時間~数日(平均1日~2日)と比較的短期間です。

 元々持病があったり、大きく体力が低下している等のベースがなければ、重症になって長い間入院しないといけないということは稀ですが、ごく稀に嘔吐物による窒息が起こることがあるため注意が必要です。

 

 

銀座スピンクリニック 

内科

 

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