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精神科 心療内科 持続性抑うつ障害(気分変調症)とは①

 持続性抑うつ障害(気分変調症)は一般人口の5~6%がかかると言われています。

 男女差は少ないですがやや女性に多く、多くは若年で発症します。またパニック障害を主体とする不安症や境界性パーソナリティ障害等を合併しやすいともいわれております。

 薬物やアルコール乱用などの物質使用障害を併発するケースや一部ではうつ病や双極性障害に至るケースもあります。

 

 また、若年で発症するにもかかわらず、未受診のまま過ごし、治療を開始するまでに10年程度を要する場合が多いことも大きな問題とされています。

 その背景として、持続性抑うつ障害の場合は、気分の落ち込みが続いても日常生活はなんとか行える程度であることが多いため、病気だと気がつかず、性格の問題と捉えられたり、周囲の人から単なる「甘え」だと誤解されたりすることがあるからです。そのために医療機関を受診するのが遅れ、適切な治療を受けられないこともあります。

 

 気分の落込み、悲哀感(涙がでる)、不安感、いらいらする、夜眠れない、趣味が楽しめないなどの興味や関心の低下、何もかもが億劫になる、自責感、自殺念慮(死にたい、消えてなくなりたい)、倦怠感、疲れやすい、食欲低下、性欲低下などの抑うつ状態(うつ状態)でみられやすい症状を自覚した場合や、周りの人が本人の不調に気づいた場合は、早めに精神科・心療内科へ相談することを勧めることが望ましいです。

 

精神科や心療内科の医療につながることが治療の第一歩です。

 

 

銀座スピンクリニック 

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