ラインケアとは管理監督者、上司等が、部下の心の健康づくり対策すなわちメンタルヘルス不調にならないための予防として行う活動のことです。
勤怠や体調が気になる部下を見つけた際に、人事や産業医とスムーズに相談できる体制を整え、チームで連携を取りながら適切なケアを行う必要があります。
「いつもと違う」部下の様子に早く 気づくための10のポイント
- 遅刻、早退、欠勤が増える
- 休みの連絡がない(無断欠勤)
- 残業、休日出勤が不釣合いに増える
- 仕事の能率が悪くなる。思考力・判断力があきらかに低下する
- 業務の結果がなかなかでてこない
- 報告や相談、職場での会話がなくなる
- 表情に活気がなく、動作にも元気がない(あるいはその逆の異常なほどのハイテンション)
- 不自然な言動が目立つ
- ミスや事故が目立つ
- 服装が乱れたり、衣服が不潔であったりする
「いつもと違う」部下に対しては、管理監督者は職務上何らかの対応をする必要があります。
①まず本人の話をよく聴く。(積極的傾聴)
②その背後に病気が隠れている可能性があり病気の有無を確認する必要があるため、会社の産業医へ面談を依頼する。あるいは産業医が不在の場合や機能していない場合は、精神科・心療内科への受診を促す。
とくに①と ②の対応を速やかに職場で行うことが望ましいです。
銀座スピンクリニック
精神科産業医
ご相談は03-6264-5125までお気軽にどうぞ。