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精神科 心療内科 うつ状態(抑うつ状態)とは① うつ状態と抑うつ状態の違い

 悲しい出来事が起きつらい思いをしたとき、誰しも気持ちが落ち込んで「抑うつ状態」になることがあります。

 

 精神科では憂うつな気持ちがあったり、気分が落ち込んだりしたときの症状を「抑うつ気分」といいます。

 その「抑うつ気分」が続いた状態を「うつ状態」あるいは「抑うつ状態」と呼びます。

 「うつ状態」や「抑うつ状態」は基本的には同義で、一時的な気分の落ち込みを指しています。また明確な診断基準はなく、総合的に判断されます。

 

 一般的に「うつ状態」という言葉をよく耳にしますが、精神科では「抑うつ状態」という用語を用いることが多いようです。

状態像診断を行う精神科では、状態としての「うつ状態(抑うつ状態)」と病気である「うつ病」は明確に区別されています。したがって安易に「うつ状態(抑うつ状態)だから、うつ病」と自己判断することは適切ではありません。

 「うつ状態(抑うつ状態)」が続くようであれば、本当に「うつ病」なのか、他の病気が原因で起こるうつ状態なのか精神科医に相談されることをお勧めします。

 

参考資料

「健康プラザ No.454」企画:日本医師会

 

 気分の落込み、悲哀感(涙がでる)、不安感、いらいらする、夜眠れない、趣味が楽しめないなどの興味や関心の低下、何もかもが億劫になる、自責感、自殺念慮(死にたい、消えてなくなりたい)、倦怠感、疲れやすい、食欲低下、性欲低下などの抑うつ状態(うつ状態)でみられやすい症状を自覚した場合や、周りの人が本人の不調に気づいた場合は、早めに精神科・心療内科へ相談することを勧めることが望ましいです。

 

精神科や心療内科の医療機関につながることが治療の第一歩です。

 

 

銀座スピンクリニック 

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