インヴェガ®（パリペリドン）は第２世代の抗精神病薬（非定型抗精神病薬）で、ＳＤＡ（セロトニン・ドパミン遮断薬）に分類されるお薬です。
リスパダール®（リスペリドン）の改良版として、鎮静作用がよりマイルドで効果が１日１回の内服で穏やかに持続し、眠気やふらつきなどの副作用もより少ないお薬となります。
この薬は基本的に統合失調症でのみ使われる薬になります。
インヴェガ®（パリペリドン）はリスパダール®（リスペリドン）と同じく、脳の中枢神経にあるドパミン受容体を強力にブロックすることで、統合失調症の陽性症状と呼ばれる「幻覚」や「妄想」を改善させる作用があります。
また、セロトニン受容体をブロックすることにより、陰性症状とよばれる「無為自閉」・「感情の平板化」などを改善させる作用があります。
＜インヴェガ®（パリペリドン）の主な副作用＞
便秘、血中プロラクチン増加、トリグリセリド増加、不眠症、錐体外路障害、体重増加、CK増加、ジスキネジア、鼻咽頭炎、咽頭炎、鼻炎
最近とくに人の視線を感じやすい、何か自分の悪口を言われている気がする、日常生活の中でイライラが増えてうまくコントロールできない、気分のアップダウンが激しい、衝動的に何かやってしまい後悔することが多い、もともとカッとなりやすく対人関係で支障がでている、不安が強く夜眠れない日が続いているなどで困っている場合は、まず精神科の医師に相談されることをお勧めします。
精神科医とつながることが治療の第1歩です。
銀座スピンクリニック
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