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産業医 精神科産業医コラム ストレスを生む偏った見方

 日常生活で、状況全体をとらえるよりも、否定的な側面だけに焦点を当てたり、他人の気持ちを悲観的に憶測してしまうことはありませんか?ものの見方やとらえ方が偏っていると、ストレスを抱え込みやすいものです。ものごとをより客観的にとらえようとするだけで、ストレスがたまりにくくなります。

 ご自身に当てはまるところがないか、チェックしてみましょう。

 

Aタイプ 「全か無か」思考(完璧主義)

 物事を「白か黒か」「成功か失敗か」の両極端に分けて考えてしまうタイプです。わずかなミスなのに、完全な失敗と考えてしまうことがあります。

 「できなかったこと」ではなく「できていること」に目を向けて、0100点で評価してみましょう。きっと、あなたの良かったところが見えてきます。

 

Bタイプ 過度の「一般化」

 否定的なことが何か一つあると、「いつもこうだ」「全てがそうだ」と一般化してしまうタイプです。一つの出来事だけにこだわって、自分を責めたり他人への怒りを増したりすることがあります。

 「本当に毎回そうだろうか」と自分に問い直してください。そうでないときを発見できれば、少し感情が落ち着くでしょう。

 

Cタイプ 「心の読みすぎ」

 明確な根拠もないのに、否定的・悲観的な結論を出しがちなタイプです。そうと決まったわけでもないのに、相手の心を悪い方に憶測したり、不安に陥ったりすることがあります。

 悪いほうへ考えが行きそうになったら、「本当にそうだろうか」と問い直しましょう。無用な憶測をやめれば、ずいぶん気持ちが楽になることでしょう。

 

Dタイプ 「すべき」思考

 自分の基準でしか行動できず、うまくいかないと罪の意識をもったり、相手に腹を立ててしまうタイプです。考え方に柔軟性がなく、自分や他人を「〇〇すべきだ」と批判してしまうことがあります。

 否定的に断定せず、「〇〇であればよい」程度の言い方に変えてみましょう。自分にも他人にも寛容になり、心に余裕が生まれるでしょう。

 

Eタイプ 「マイナス化」思考

 自分の行動がとにかくマイナスに見え、努力や成果も認められないと感じてしまうタイプです。物事のいい面を無視したり、軽視してしまうことがあります。

 いいものをいいものとして素直に受け取るよう心がけましょう。自分を肯定的にとらえることで、うれしさや喜びも増すでしょう。

 

 

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