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精神科 くすりのはなし⑦ ワイパックス(ロラゼパム)

 ワイパックス(ロラゼパム)は、ベンゾジアゼピン系の中間型に分類される抗不安薬です。不安感や緊張感をしっかりと和らげる効果が期待でき、即効性が特徴となります。

 その一方で、肝臓への負担が少なく、眠気や筋弛緩作用といった副作用が比較的少ないお薬です。

 

 このためワイパックスは、パニック障害などの発作的な身体症状や不安が認められる場合には勿論、肝機能が低下している高齢者でも処方されることが多い抗不安薬になります。

 

 作用時間は比較的短いため、効果を持続して期待する場合は13回となりますが、頓服薬(症状がでて必要なときに使うお薬)としても服用できるため、使い勝手がよいお薬です。

 

 

 

<メリット>

  • 即効性がある
  • 抗不安作用が強い
  • 肝臓への負担が少ない
  • 薬価がリーズナブル

 

<デメリット>

  • 眠気の副作用
  • 依存性がある(長期間頻回に服用すると)
  • 作用時間が比較的短いため、症状が重い場合は服薬回数が増える

 不安障害(パニック障害社交不安障害強迫性障害、詳細は各ブログページにて)でお悩みの方は、銀座スピンクリニック 精神科 心療内科へ一度ご相談ください。

 当院では一人一人の状況をお聞きし、依存性の少ないお薬から処方しております。 

 

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