デパケン（一般名：バルプロ酸ナトリウム）は、他の気分安定薬と比較して、抗躁効果は中～やや高め、抗うつ効果は弱め、再発予防効果は中～やや高めの、抗てんかん薬として分類されるお薬になります。
気分安定薬の中では比較的安全性が高く、複雑な躁状態の方に向いています。デパケンも血中濃度を測定しながら、治療効果を判定して使っていくことが多いお薬になります。
＜デパケン（バルプロ酸ナトリウム）のメリット＞
・複雑な躁病エピソードに向いている
・再発予防効果が比較的高い
・エビデンスが豊富
＜デパケン（バルプロ酸ナトリウム）のデメリット＞
・抗うつ効果が弱い
・肝機能障害・高アンモニア血症に注意
・眠気の副作用
・催奇形性がある
＜主な副作用＞
眠気
ふらつき
嘔気
倦怠感
食欲不振
胃部不快感
下痢
夜尿
頻尿 など
＜重篤な副作用＞
肝機能障害
高アンモニア血症
躁うつ病が疑われる症状でお悩みの方は、銀座スピンクリニック 精神科 心療内科へ一度ご相談ください。
当院では一人一人の心の声をお聞きし、長期的に依存性の少ないお薬から心の処方箋をお出しすることを心がけて日々診療にあたっております。
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