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精神科 心療内科 漢方外来 漢方薬のはなし⑭ 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

心身の興奮を鎮めて不安定な状態を改善

 心身の興奮状態を鎮めて、不安定な状態を改善させるのが、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)(ツムラ72)の主な働きです。

 漢方では、「五臓」の「心(しん)」※に、意識を保ち、精神を安定させる働きがあるとされています。

※五臓:西洋医学とは異なる臓のとらえ方で、肝・心・脾・肺・腎の働き

引用「NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版」 (主婦と生活社)

 

 そして、その働きが衰えると、イライラや不安、不眠などが現れると考えます。「甘麦大棗湯」は、そうした「心」の失調状態のときに用いられます。

 腹直筋の緊張や筋肉のけいれん、生あくびなどがみられる人もいます。

 女性や子どもの精神不安によく用いられる「甘麦大棗湯」は女性によく用いられる薬で、不眠症、子どもの夜泣きやひきつけなどに処方されます。興奮、不眠、不安、あるいは悲観的な言動などが処方の目安です。

 

 甘い味で、子供にものませやすい漢方薬です。ADHDなどの発達障害が疑われる多動や寝つきの悪い子供にも処方されることもあります。

 

 

保険適用

夜泣き

ひきつけ

 

組成

ショウバク20.0

タイソウ6.0

カンゾウ5.0

 

重大な副作用

偽アルドステロン症

ミオパチー など

 

 

 医療機関で医師が処方する漢方薬は、患者様の現在の症状を詳しく問診した上での適切な漢方薬の選定と、全量処方となるため、市販の同名の漢方薬とは作用効果が違う点と、他の不随する症状によっては他の漢方薬が適切である場合もあるため、自己判断での漫然とした内服は効果が乏しいばかりでなく、思わぬ副作用に見舞われる場合もあり危険です。

 漢方薬は副作用がないと勘違いされている患者様もいらっしゃいますが、漢方薬にも必ず副作用があります。

 

 症状でお悩みの場合は一度、漢方外来がある精神科や心療内科の受診をし、医師の管理下で正しい漢方薬の知識の習得と適切は内服を推奨致します。

 

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